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G-Tune メカ | ||||||
メカ的には見てのとおりのシンプルなものなんですが、工夫したポイントだけちょこっと解説させていただきます。
間接について
さて、左の写真に戻りますが、よく見るとロックナットなるものがありません。ロックナットとは、ナットを2つ重ねて使うことで、緩まないようにするものです。2つ重ねると、緩もうとするときにお互いが押し付けあうので結果として緩まないという仕掛けです。単純にネジとナットで閉めたものを可動部に使用しますと、このようなことをしない限り、ナットはどんどん緩んでいってしまいます。
さて、G-Tuneではどのようにしているかといいますと軸そのものは3mmのネジを使用していますが、可動する部品と接触する面(穴の内側ですね)は、6mmの穴をあけてステンレスのスペーサを入れています。さらにぐらつき防止のため(実際にはそれでもぐらつきますけど)にポリスライダワッシャをはさんでいます。そしてそれぞれを普通の金属ワッシャではさんでいます。これにより金属ワッシャ間はステンレススペーサの幅が確保され、ABSとのすきまをポリスライダワッシャで埋めるような感じになります。ABSも厚み精度はそれなりですので、ポリスライダワッシャで厚み調整をする感じです。
ステンレススペーサ径を6mmにした理由は単に3mmネジが通せるステンレススペーサの外形が6mmだったというだけの理由です。ジュラコンなどではなくあえてステンレスにした理由は、ネジを締めるときに変形しないことを期待してです。締め込みで変形する・・・つまり膨らむことになるんですが、軸の中で膨らまれると当然動きが悪くなります。ジュラコン結構硬いですが、こういう使い方にはきついと思います。
左の図で言いますと、ステンレススペーサとビスは右側のABSに固定されていることになり、左側のABSがステンレススペーサの周りを回ることになります。
もし同じ方法をとられる場合、電動ドリルで6mmの穴をあけるときは注意してください。かなり力がかかります。3mm、4mm、5mm、6mmというふうに順番に穴を大きくしていったのですが、6mmともなると手で押さえているだけではちょっときついです。何か材料が引っ掛けたり固定できる台で作業されるか、ボール盤などのちゃんとした工具を使用することをお勧めします。
※2003/09/09追加
電動ドリルでABSに6mmの穴をあける時、かなり力がかかって危険という件ですが、金属用ドリル(刃)を使っているために起こる現象のようで、後に、金属用ドリルを樹脂加工用に修正することにより、材料の巻き上がりなどを防ぎ、かつ簡単に穴をあけれることがわかりました。詳しくは、SISO-LAB不定期TOPIC
2003/09/06を見てください。
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