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H8/3664とH8/3694の違い
2005/04に、秋月電子からH8/3694を使ったマイコンボードが発売されました。これは、従来からあるAKI-H8/3664と、 ピン互換性もあり、ほとんど「クロックアップしたボード」というノリです。でも、I2Cのモジュール動作不具合が 直っていたりと、なかなか良好です。使って見て気がついたところをピックアップしてみました。
2005/04/21 |
AKI-H8/3694F 期待値はI2Cモジュールの改善。 現在、AKI-H8/3664でシリアルEEPROMと通信するときは、自前のプログラムでやっています。どうもH8/3664のI2Cモジュールを使うと、 他の割り込みと併用した時に通信が止まってしまうためです(不具合と思っているんですが、どうなんでしょう?)。 このあたり改善されているとうれしいな〜というのを期待しています。 もし、I2Cモジュールを使えれば、実測値80kbpsの通信が400kbpsまであがりますので、Action Scriptの切り替え速度がさらにアップして、 Action Script間のジャンプ機能をもっと積極的に使えるようになり、Script作成が楽になるかもです。わくわく。 それはそうと、見た目はまったくといっていいほど変わりません…。よく見るとH8/3694と書いてあります。
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2005/05/30 |
シリアル通信データが化ける 知らない方のために…このマイコンのシリアル通信速度というのは、CPUクロックが基本になってまして、 CPUクロックと欲しい通信速度からちょちょっと計算すると設定値が求まるようになっています。 よって、CPUクロック16MHz用に書いた設定値を20MHzで動作させると、通信速度が変わってしまうのです。 この写真を見てください。どっちがどっちかわかりますでしょうか?
よく見ると、使い込み具合とかでなんとなく左が3694かな〜というのがわかるとは思うのですが、CPU上に書いてある字って、 使っているうちにだんだん薄くなってきちゃって見えなくなってくるんですよね〜。 というわけで、AKI-H8/3694の方はマジックで「AE-3664FP」の文字を消しておくことにしました。 両方持っている人は気をつけましょう。
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2005/06/07 |
RES端子のプルアップ抵抗内臓 他には…PSoCのメモ書きでも書きましたが、あたりまえといえばあたりまえで、何で気づかなかったんだろう?というところで、 I2Cの通信速度が変わっています。クロック16MHzが20MHzに変わって、一緒に変わったようですね。 他にも少しずつ変わっている可能性があるので、時間がある時にまたゆっくりハードウェアマニュアルを読んでみようと思います。さっそくNoteに追加しておこう。
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2005/07/21 |
AKI-H8/3694のシルク印刷 ほら、この写真をよく見ると、以前のものと違います。なんと「AE-36XX」と書いてあります。 う〜む、確かに「36XX」だったら、「3664」でも「3694」でもウソはないけど…。
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