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電源コネクタとユニバーサル基板


2005/05/02

ユニバーサル基板と電源ジャック

ユニバーサル基板への電源ジャックの取り付け
なんだか、仕事がバタバタしていて、落ち着かないゴールデンウィークになってしまっていますが、何か1つ、 新しいことをやろうと思いまして、基板を作り始めています。基板に電源ジャックをつけるとき、みなさんはどうされていますか? ロボットに実装するような小型基板の場合は、2Pのピンヘッダを使っていますが、普通の実験基板の場合、 電源の挿しやすさや、逆挿し防止のために、 ちゃんと電源ジャックを取り付けることにしています。というわけで、秋月電子で購入した、基板用電源ジャックをユニバーサル基板に取り付ける方法を紹介します。

電源コネクタの中身
この形、個人的にはなかなか好きなのですが、ひっくり返して端子を見ると、脚の形状は、およそユニバーサル基板に挿さる形状ではありません。また、なぜか3本端子が出ています。不思議ですね〜。

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テスタであたってみると、実はこうなっていました。

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水色で書いてあるところが中身のイメージ図です。実は、写真中の左側端子と手前の端子はつながっていまして、プラグを差し込むとOFFになるようになっていました。で、一番奥側の端子がプラスになっています。電源アダプタによって異なるかもしれませんが、同じく秋月電子で扱っている電源アダプタは、プラグの穴の中がプラスで周りがマイナスなので、差し込むと、このようになります。

つまり、これは、電池を内臓した場合に「電源アダプタのプラグが挿入されていない場合、電池からの電源を使う」という仕掛けになっているわけですね。というわけで整理すると、紫で書いたように配線すればよさそうです。

ユニバーサル基板への取り付け
中身がわかったとはいえ、さて、これをどう基板に取り付けたらよいものかな〜ということで、自分がやっている方法を紹介します。まずは下の写真のように穴をあけます。穴あけには、100円ショップで売っている「ピンバイス」が便利です。一本100円で、いろいろなサイズがあります。ちょちょっと基板に穴あけをするには便利です。

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穴をあけたら、「ぐい」っと電源ジャックを押し込みます。穴のサイズがちょっときつめなので、これだけでも「固定してあるんじゃないのかな?」というぐらいしっかりはまります。

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でも、これだけじゃさすがに怖いので、適当なスズメッキ線などで(抵抗の足のきれっぱしでもOKです)コの字型のものを作り、それぞれの端子の横の穴(横の穴はまだはんだ付け可能ですので)と一緒にはんだ付けして固定してしまいます。

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これでOKです。これで逆ざしの恐怖から開放されます。なかなかきれいに取り付けられますので、ぜひお試しアレ。

 


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