G-Tune 2004F
   

第5回ROBO-ONEに出場した、G-Tune 2004F(不調ながら予選29位253ポイントで決勝進出!おお、滑り込み)について紹介します。コンセプトは相も変わらず「安い」(予算の都合上10万円以下)、目標は「ひょっとしたら勝てるかもしれない」。でもかっこいい方がいい!です。密かに狙っていた「変型ロボ」も実現できました。

工具は、やっぱり電動ドリル、Pカッター、ヤスリ等で、手作業です。今回、オプティカル・センター・ポンチをゲットしまして使用したところ、加工精度は格段に上がりました。また、前回は3mmビスを多用していたのですが、今回は、2mmビス、さらにナットも使わずにABSにタップ切って直付けしてるところが多々あります。このあたり、軽量化、メンテナンスの簡易化に貢献していると思います。ただし、力が結構かかるところとかで、ネジ数を何気に減らしてしまっているところがあって、だんだんネジ穴がやわくなってきたところも多少あります…う〜む、設計ミス…

GT2004F_TOPMODEB_S.JPGGT2004F_TOPMODEA_S.JPG - 18,794BYTES
Categrly Item Description Note
基本スペック サイズ H170xW160xD250

写真で見ると大きいような感じですが、実は、かなり小さいです。お金があれば、もっと大きくて力強いのを作りたいです。

重量 1.3Kg

バッテリ込み、18サーボでこの重量!は結構軽いかな?と思います。でも、本当はもう少し軽くしたかったです。1.2Kgが目標です。

自由度 18

すべてラジコン用サーボで構成しています。2種類のサーボを使っています。

基本構成 主材料 ABS(2mm/3mm)
アルミアングル(t1mm)

2mmと3mmのABSを使用しています。基本的には3mmを1枚もので使っていますが、2mmを2枚張り合わせて使用しているところもあります。ボディは、白と黒で構成されていますが、どちらもABSの色そのままです。白が結構きれいです。後、一部、アルミアングルを使用しています。

制御システム SIPHA SYSTEM
(CORE)
AKI-H8/3664

勝手に命名!SIPHA SYSTEMと呼んでいます。「SISO JUNK STUDIO (LAB) INTELLIGENT PUPPET HANDLING ARCHITECTURE」の略です。CORE側は、秋月通商のH8/3664を使用しています。これに32KByteのI2CシリアルEEPROMをくっつけて、動作データなどの保存をしています。

開発言語

C言語

その他

シリアルEEPROMにAction Scriptと呼ばれる動作データを持っているため、動作データを変更しても、H8/3664のROMに焼き直す必要はありません。
外部回路無しで18chのサーボを制御する能力があります。また、R/C受信機の信号をリアルタイムに取り込むことができ、サーボ動作に影響なく扱うことができます。さらに、加速度センサ(パルス)も読み込めたりします。

SIPHA SYSTEM
(TERM)
Windowsパソコン

SIPHA SYSTEMのパソコン側端末です。主だった機能として、ダイレクトにCOREに対してサーボ動作指示を与える機能、Action Scriptの転送を行う機能、SIPHA-COREのメモリダンプ機能、初期データ(サーボのオフセット値とか)を転送する機能があります。まだまだチープなソフトウェアです。

遠隔操作システム 送信機 フタバ T4VF

ラジコンプロポです。今のところ、個人的には信頼性、操作性、コストパフォーマンスともに、「いい!」と思っています。

受信機 GWS GWR-4P

小型軽量のラジコン受信機です。本来空用なのですが、クリスタルのコネクタを付け替えて、フタバの陸用クリスタルをはめたらちゃんと動作しました。

アクチュエータ 肩ロール軸

GWS MICRO-MG

肘ピッチ軸軸

GWS MICRO-MG

腰ピッチ軸軸

GWS S03T

腰ヨー軸軸

MICRO MG(お手製スラストベアリング仕込み)

腿ロール軸

GWS S03T

腿ピッチ軸

GWS MICRO-MG

膝ピッチ軸

GWS MICRO-MG

足首ピッチ軸

GWS MICRO-MG

足首ロール軸

GWS S03T

足首ヨー軸

GWS S03T(お手製スラストベアリング仕込み)

動力源 単3型Ni-MH

GP社の2000mAhのものを、6本使用して、7.2V駆動しています。大丈夫なのかな〜…今のところ大丈夫です。制御電源も兼用です。なんと、電池ボックスで普通に実装されていたりします。


動画紹介  > G-Tune 2004Fが動いている! (New 2004/03/02)
制作費  > G-Tune 2004Fって作るのにいくらかかるの? (New 2004/03/02)
詳細解説  > G-Tune 2004Fの各部アップ写真 (New 2004/03/07)
SIPHA CORE  > SIPHA COREの技術解説等(New 2004/04/03)