2004/08/30 |
.tmkを眺めていたら というわけで、昨日、motファイルのために追加した「$(LMC) $(LMCFLAGS) $(OUTDIR)\$(ABSFILE)」ですが、.tmkファイルの上のほうに、$(LMC)の定義が書いてありました。「LMC30」というプログラムです。ビルドすると、 「LMC30 -L 出力ディレクトリ\ほにゃらら.x30」 というコマンドラインとして実行されると思います。試しては無いですけど、コマンドライン派の方は、よかったらお試しください。 ところで、TWO LEGSさんのところで、「OAKS16-MINIで遊ぶ」というコンテンツが追加されています!おおっ。オークス電子でテクニカルニュースがあるんですね!早速チェックしてみよう。さらに…ネコの顔が丸くなっています。え?え?いつから丸くなってました???(前のも捨てがたい…) ROBO-ONE DVD 今は、J-Classを観ていますが、自分のケーブルで足を引っ掛けて転んでいると思われるロボットもあったりして、どっかな〜って思うこともしばしば。ケーブルが絡まり気味のときは、レフリーが止めて解かせてくれるとかしたほうが、格闘としては面白いと思います。今度、ROBO-ONE委員会にメールしてみよう。
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2004/08/29 |
フラッシュROM書き込みテスト完了 前提としては、OAKS16-MINI付属の、「Man_miniFullKit.pdf」に従って一通りの作業が終わっているものとします。また、実際に実行したプログラムですが、サンプルにあった「mini1.c」を修正して使っています。 ■プロジェクトの新規作成とデバッガで実行
次に、「Man_miniFullKit.pdf」の7.1.2.を読むと、「STARTUPファイルはCDからコピーして云々」とあるので、よくわからないのですがCDからコピーします。KD30を使わない場合は不要かもしれません。 そしてプログラムを書きます。今回は、軽く勉強ということで、mini1.cを、sfr26.hにあわせて書き換えたものを使いました。このsfr26.hというヘッダファイル、M16C/26のレジスタ定義等が定義されているヘッダーファイルです。H8/3664とかやられている方ですと、「3664.h」とか言うとわかりやすいでしょうか? ※追記:以下のソースコードですが、後で"sfr26.h"を見直していたら、p7_addr.byteはp7へ、pd7_addr.byteはpd7に#defineされていました。よって、main()関数の中は、特に修正は不要であることに気づいてしまいました。 //-------------------------------------------------------------------------------------- // ファイル名: LedBlink.c // 内容: LED点灯(LED2,3を交互に点灯 ソフトウエイト) // OAKS16KITのmini1.cを基本として、sfr26.hを使用するように変更 //-------------------------------------------------------------------------------------- // インクルードファイル #include "sfr26.h" // プロトタイプ宣言 void _main(void); // マクロ定義 #define LED2_on 0xdf // LED2(p75)点灯 #define LED3_on 0xef // LED3(p74)点灯 #define LED_off 0xff // LED消灯 main(){ unsigned long i; p7_addr.byte = LED_off; // ポート7出力H(LED消灯) pd7_addr.byte = 0xff; // ポート7方向出力 for(;;) { p7_addr.byte = LED2_on; // LED2点灯 for(i=0x4ffff;;){ // 時間待ち(ソフトウエイト) i--; if(i==0) break; } p7_addr.byte = LED3_on; // LED3点灯 for(i=0x4ffff;;){ // 時間待ち(ソフトウエイト) i--; if(i==0) break; } } } 後はビルドして、とりあえずデバッガ(KD30)でテストしてみましょう。LEDがmini1.cと同じようにチカチカ点滅するはずです。 ■TMにMOTファイル作成の設定を追加 アイテムの編集」−「コマンド」を選択すると、次のウィンドウが表示されます。これには、ビルドの最後に実行されるコマンドが記述されています。 「新規」ボタンを押して、ここに、「$(LMC) $(LMCFLAGS) $(OUTDIR)\$(ABSFILE)」を追加します。 これでビルドすると、拡張子が「mot」のファイルができあがります。これを「Flash Starter」で書き込めばOKです。 ■SAKURAエディタ ■最後に
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2004/08/28 |
隙間が多すぎて心が落ち着かない… ようやく組み立てました。やっぱ、サラリーマン、どうしても作業は週末になってしまいます。SIPHA COREとかと比べるとものすごく密集度が低いので、どうも心が落ち着きません。きっと、自作コアでサイズにこだわっている方はみんな同じかと。 組み立ては、説明書どおりなんですが、1つだけ替えました。CPUボードのピンフレームをつけるところ、裏をよく見たら、3列全部パターンがつながっていました。というわけで、2列のピンフレームをつけてみました。手元に50Pがあれば楽だったんですが、無かったので、40Pと10Pを2つずつ、削ってつけています。 ピンフレームって、どうして縦方向にきっちり並べられないんでしょうね〜。縦方向に密着してつけるときは、いつも削ってから載せています。 で、これをどう使うかといいますと…(使うかどうかは、実は、全然考えていないんですが…) ピンヘッダのほうに電線くっつけて、こんなコネクタのような物を作っておけば、テスト用にCPUのそばから直に信号が取り出せるようになります。 もし、便利そう!と思われた方はトライしてみてください。はい。 というわけで、デバッガ経由でプログラム実行できました。明日は、いよいよ、モニタプログラムをつぶして「ROM書き」しようと思います。さて、この基板、どんな風に使っていきましょう。
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2004/08/26 |
G-Tune 2004FI詳細 動画の方は、またボチボチっと撮って、アップします。 次期SIPHA
SYSTEM 実装方法には、当初、Action Scriptのもう一階層上の「B-Script」というのを考えていたんですが…やりたいことを整理してみたら、「Action Scriptから別のAction ScriptがCall(Jumpでは無く)できればいい」という結論になりました。また、状態遷移も、現状で変数を扱えるので、それをちょっと拡張すればいいかなぁと。SIPHA CORE自身では姿勢までは管理せず、Action Scriptで管理させようかと思います。これによって、今回よくやってしまった「操作ミスでこける」というのを防げるようになるおもいます。 G-Tuneの場合、軽量級でサーボパワーも無いことから、それを補うだけの多彩な動作をする必要があり、どうしてもコマンド数が増えます。これをミスすることなく呼び出していくためには、いろいろプログラムでオペレーションをサポートしていく必要があると思います。 次期G-Tune2004FII構想 まず、今回間に合わなかったポイントとして、以下のものがあります。
あと、今回やってみて欲しくなったこととしては次のようなものがあります。
メカ系の改良とAction Scriptの作りこみは、次のROBO-ONEのレギュレーションを見てから始める予定ですが、問題は角度検出です。ジャイロを使うのが一般的なのですが、H8/3664のポートが足りなくなってきますし、値段もやや高め。うぅ、どうしよう。 一番いいのは、現在、R/Cプロポでやっている通信を、KOさんの無線コントロールユニットに変更して、入力をシリアルに変更し、R/C受信機入力に当てているポートを転用してしまうとうのがベストです。これができると、サーボ制御20chを維持したままいけそうなんですけどな〜。 ま、まずは加速度センサの使い方で、なんとか使える程度にできないか、いろいろトライしてみようと思っています。
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2004/08/24 |
G-Tune
2004FIの制作費 みなさん、バッテリーの消費量ってどれくらいなんでしょう?同クラスマシンの方で、「こんなもんだった」という方いらっしゃいましたら、情報いただけるとありがたいです。
次回は、センサをもう少し載せますので、本体で9万円後半、自作コントローラをあわせると、いよいよ10万円!までいきそうです。
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2004/08/23 |
ONOさんのホームページを見ていたら、王国でKRS-784ICS10個セット40,000円!おお、すごい太っ腹!一個あたり、約4,000円ですか〜。そう思いながらKOさんのホームページ見ていたら、KRS-784ICS 12個セットが\52,500というのを発見!おお、セットで買うと2個おまけつきですか。う〜ん、う〜ん。MICRO-MGが6個で19,800円(1個あたり、3,300円)ですから、徐々に移行していくには、いい価格かも。う〜ん、う〜ん。でも、この先、ジャイロとか載せると制作費が10万円越えちゃうかな〜。とりあえず、今はお小遣いが足りないから、まあいいや (^^;。 J-Classで戦って思いましたが、KRS-784ICS、すごくいい感じのサーボです。イメージ的には、「安いサーボ作りました」じゃなくて、「ハイスペックサーボからコストダウンサーボを作りました」って感じです。うまく伝わりますか??? さて、ようやくSIHPA COREの制御方法についてまとまりましたので、アップします。基本的には、前回のものを機能アップしたような形になっています。制御方法概要 1制御周期は、20msecで実行しており、サーボ制御信号出力フェイズと軌道計算フェイズに分かれています。サーボ制御信号は、TimerWの割り込みを使用して出力しています。また、プロポ入力はパルス値ですのでカウントする必要がありますが、これは、TimerVの0.128msecのカウントアップによって行っています。後で説明しますが、TimerVの割り込みとTimerWの割り込みが同時に発生すると、サーボの位置決めが狂いますので、TimerVの割り込みは、実際には軌道計算フェイズでしか使用していません。さらにこれにシリアルEEPROMの読み込みが入るわけですが、これは、読み込み中はプロポ入力信号の解析を中止して、読み込みを行っています。
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2004/08/22 |
OAKS16-MINI 考えてみるとOAKS16-MINI、なんとなくですが、AKI-H8/3664より安くてパフォーマンスがいいような気がします。I/O数はほぼ同じ(1本だけOAKS16-MINIの方が多い)ようですし、ROMはH8/3664の倍、クロックもちょっと速いです。 今回、フルキット(テスト用マザーボードからコンパイラ、本体、電源まで一通りついている)を購入したので、5000円越えましたが、CPUボード単体でみたら1500円ぐらいです。またフルキットも、秋月で出ている「H8/3664開発キット」より1000円ほど高いのですが、電源も同梱されているので、比較しても高いものではないと思います。 ただ、箱の写真には、「LCDがついたボード」が載っていますが、中身には含まれていませんので、要注意です。事前に、オークス電子からマニュアルを落とせれますので、これでチェックしておけばわかることなのですが、オプションです。でも、「無いと思っていた」のに、「箱にLCDの写真がついていて、FullKitと書いてあった」ので、ちょっと期待してしまいました。 OAKS16-MINIのピン
さて、「あのボードについているピンは、特殊なものなのではないだろうか?」ということがずっと気になっていたんですが、手元にあった秋月で購入した26Pのものと比較してみたら、ぱっと見とか、挿してみた感じとかはそんなに差はありませんでした。手持ちの部品でも使えそうです。 次期コアにしようかどうか、まだそこまでは考えていませんが、最近、だいぶマイコンプログラミングに慣れてきましたので、「ローコスト、ハイパフォーマンス」なものがあれば、いろいろ試して、公開していきたいと思っています。ま、まずはコテ試しに、LEDの点滅でもやってみることにします。
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2004/08/21 |
例によって出張していました。やれやれって感じですが、ま、ROBO-ONEでぶつからなくてよかったということで…。ふう。 SIPHA
COREのソフトウェア構成 センサ処理系を除くそれぞれのモジュールは、サーボ制御周期を基本として逐次呼び出すようになっています。ほら、サーボ補間計算とかって、次にサーボ制御信号を出す時までに計算すればいいですよね。また、Action Scirpt実行処理もそうです。で、センサとかR/C受信機処理を逐次行っているという感じでプログラムされています。
と、まあ、基本的なオペレーティングシステムをプログラムで構築しておき、後は、Action Scriptでなんとかするという形で実装しています。それだけに、今回は、さらにAction Scriptの機能を追加して、「距離センサ」、「電源電圧」、「加速度センサによる姿勢」、「変数」を扱えるようになっています。 気になるプログラムサイズですが、オプティマイズレベル2で25Kバイトほどです。まだまだ余裕がありますよ〜(これを余裕があるといっていいものかは疑問だけど…)。
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2004/08/17 |
SIPHA
COREの回路図
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2004/08/15 |
G-Tune2003Aのバラシ ABS加工の進歩 会場でG-Tune2004FIを披露させていただいた時、ABS加工のことを誉めていただきまして、とてもうれしかったです。でも、実は、最初からここまでできたわけではないですし、これといって、何か経験があったわけでもないです。上の写真が、左から2003A、2004F、2004FIで使用したパーツでして、拡大してみると、加工のデキの良さの差が一目瞭然だと思います。 左のパーツ、ほんとひどいですね〜。使っている工具はほぼ同じなんですが…。さすがに3台目ともなると、かなり上達しているのがわかると思います。アルミ加工なんかもきっとそうだと思いますが、同じ工具、同じ環境でも、だんだん上手になっていくもんだと思います。 これからスタートする人、今、なかなかきれいに加工できなくて困っている人、あせらずに頑張ってくださいね! たまには他のマイコンでも 対抗馬といえば、やっぱりオークス電子で発売されているOAKSあたりでしょうか。サンプル(実際には売られているみたいですが)のOAKS8っていうのが小さくて面白そうです。これでもSIPHA-COREの基本部分ぐらいなら動きそうです(全部はちょっとつらい)。シリアルも2本ついているみたいだし。また、OAKS16-MINIってのもおもしろそうですね〜。あ、これ、姫路ソフトワークスさんのSCC-02のマイコンですね。スペック的には現行SIPHA COREを遥かに上回る能力のような気がするのですが…。 で、あるすごいことに気が付きました。 SCC-02の地球は回っている! 姫路ソフトワークスさんのホームページにアクセスすると、「姫路ソフトワークス+地球」のロゴが表示されると思うのですが、あの地球は回りません。しかし、SCC-02の紹介ページを見ると、回ってます、地球。あれ、かっこいいんで、全部回るやつにした方がいいと思うのですが、どうでしょう? この事実を発見しただけで、すごく満足してしまったので、マイコン調査はおしまいです。では、焼肉食べに行ってきます。ではでは!
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2004/08/14 |
今回の敗因の1つに、ミスオペレーションがあります。ミスオペレーションにもいくつかの種類があるのですが、「プログラムによって然るべく誘発されたミス」についての話をします。このあたりのプログラムをオリジナルでやられている方への参考になれればと思います。 SIPHA
COREので動作決定の仕組み 具体的なものとしては、次のようなスクリプトが書いてあります(実際には、SWITCH/CASEは使えないので、条件付きJUMPで記述しています)。これが待機姿勢のコマンドごとに書いてあり、前状態を意識しながら待機状態を変更していきます。 直立待機Action Script SWITCH(前待機姿勢) CASE 直立 何もせずに待機ループへジャンプ CASE しゃがみ しゃがみから直立へ動作、待機状態フラグを「直立待機」 待機ループへジャンプ CASE 格闘待機 格闘待機から格闘立ちへ動作、待機状態フラグを「格闘立ち」 先頭から再実行(状態が「格闘立ち」なので、下のCASE文が走る) CASE 格闘立ち 格闘立ちから直立へ動作、待機状態フラグを「直立待機」 待機ループ 失敗点…急ぎすぎた次コマンド実行 コンセプトから説明しますと、例えば、直立から格闘待機に移行しているときに急いでパンチを出したい場合、遷移中にパンチコマンドを入れても、パンチ動作自体が格闘待機状態とほぼ同じですから、問題になりません。それよりパンチが早く出せるという、メリットがあります。 ところが…上記のAction Scriptをよく読むとわかるのですが、立ち上がり動作の始めなどでオーバーライトすると現在の状態が更新されず、実は立っているのに「しゃがみ」と記憶していたりすることが起きたのです。また、別の問題点として、パンチなどのコマンドを入れている状態で待機状態の切り替えを行った時に、遷移動作をせずに移行してしまう(これが狙いだったのですが)ために転んだりしてしまうのです。 というわけで、オペレーションに関するプログラムは… 安全第一 が一番であるということを、勉強しました。G-Tuneとのシンクロ率は、まだまだ低く、きわどいタイミングを狙えるほどのものではないというのを再認識したので、オペレーションについては、次回に向けてぜひ改善したいと思っています。
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2004/08/12 |
というわけで、中村さんも予選通過されていたので、今夜も、例によって「ゴットン、ゴトゴト」。おいらも負けずに「かたことかたこと」。J-Classのときに学んだことをSIPHA COREに教え込む。大技も行きたいところだったんだけど、イマイチ命中精度が悪い。なかなか難しいです。そんなわけで、基本動作と操作入力パターンの見直しに注力しました。ま、オペミス防止のためにも睡眠が必要だろうということで、今日は2時間程睡眠をとりました。 資格審査
初戦はエントリー120のSunny。ぱっと見、Dynamixel DX-116満載のロボット。ま〜、G-Tuneにとっては、大した問題ではないっす。どのサーボにしたって、パワー比は速度も考慮すると3〜4倍以上はありますんで。もともと格闘の上で考慮しているパラメータなんで、どうでもいいです。またフレームは少なくともFREEDOM IIIのアレではない。煮つめが足りないのか何気に動きがよくない感じ。それとも、あまりにもG-Tuneが小さいのでびびったのか?(んなこたぁ無いっすね〜) 緊張のあまり、作戦も立てずに近づいていったら、軽く腕に引っ掛けられて「コロン」あらら。やっぱ、作戦無しはいけません。そんなわけで、横から回り込んであれやこれやしてみるけど、なかなか倒れません。実は、倒せる可能性のある決定打技、未完成ながら持っていたのですが、すっかり忘れていました。また、動画アップしますね。それでも、わずかながらに押せています。うむうむ。G-Tune仕上がり良好。そうこうしているうちに、相手が何を迷ったか、多分オペミスでダウン。さらに起き上がりでリングから落下!判定で初勝利!いや〜うれしい。棚からボタ餅のような勝ち方でしたが、きっと、G-Tuneに 「相手のミスを誘うほどの気迫があった」 ということにしておこう…。 控え室に戻るとき、エレベータで、Sunnyのオーナや他の韓国選手と一緒になったんですが、他の韓国選手の方で、G-TuneがSunnyを押していたのに気づいたようで、足裏を触らしてくれとお願いされてしまいました。韓国選手のロボットは全般的に、何も処理していないようです。
さてと、始めの合図とともにぐいぐいと進めて、ガチンコ!ぐいぐい押してみる。意外にG-Tune踏ん張っているが、HAJIME ROBOTの方がパワー上か。想像以上です、あの粘り。 それにしても、なんと、HAJIME ROBOTの攻撃がG-Tuneに届かない!良く見ると、G-Tune、幅が狭いのでちょうど真中に入り、腕がまったく届かない模様。 アッパー攻撃でひっくり返すのをあきらめたのか、HAJIME ROBOTが押し出しにかかったので、さらに腰をさげてふんばったら…あのHAJIME ROBOTが、 つまづいて転びました。 しかし、ここですでに緊張しまくりのワタクシメ、次の操作がよくわかりませぬ。なぜかというと、HAJIME ROBOTに対して、攻撃姿勢が逆になってしまったのです。どうやったらターンできるかとかも忘れてしまい、徐々にリング端に押されていくとともに、さらに自分で端に行ってしまい、なんと、リングから落ちた…。ああ、このあたり経験の差か、度胸の差か。 というわけで、しっかりとHAJIME ROBOTに負けましたが、自爆するまで2分59秒間、フルに戦いました。HAJIME ROBOTの粘り強さというか、押し強さは、自分が想像していた理屈とちょっと違っていることがわかり、すごく勉強になりました。次回は、こちらもちょっとアルゴリズム改良して挑みます。 ランブル ランブルでもそうだったんですが、ミスオペ多いです。 ランブル中、たぶん3回ぐらい飛行機になりました。 このあたり、練習、もしくは改善していかないといけない部分ですね〜。 終わって退場しようとしたら、リング脇で、小さな子供が目を輝かせて見上げているのに気が付きました(2回戦の後だったかもしれませんが)。本当に輝いているように見えました。お父さんと一緒だったみたいですが、どこかのチームのお子さんだったんだろうか?G-Tuneを少し触らせてあげ、握手をしました。なにか、こう、胸が熱かったです。 そして、ホールを出ると、周りに、J-Classの日から会っている人たちが結構いることに気がつきました。インタビューなんて受けたりして楽しく喋らしてもらいました。でも、本音は…やるだけやりましたが、すいません、負けました。そんな気持ちでした。頭の中では、既に改良したいところが一杯。 その後 今回、トーナメントで実際に戦ったことで、いろいろなことがわかりました。そんなわけで、次回G-Tuneは、今回のマシーンベースで、さらに操縦者との親和性を高めたマシーンにしていこうと思っています。ま〜、ラッキーとはいえ、総制作費9万円の小型軽量非力ロボットが、トーナメントでそれなりに善戦できたというのが、何よりでした。 きららRさん、いずみかわさん、小さいもの倶楽部の一員として頑張ってきましたよ〜!次回は「ここ一発のパワー」を完成させて行きます。 というわけで、「お父さんのお小遣いで、勝てるかもしれないロボットを作る」という夢へ向かうための道は、間違っていないということが確信できた大会でした。
おまけ
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2004/08/11 |
ONOさんのところで紹介してもらったときに「ROBO-ONE参戦記」とありました。これを見た瞬間、「これだ!」と思い、タイトル修正しました。ONOさん、どうもありがとう!でも、今回もお会いできなくて残念です。 デモプログラム作りこみ やっている最中、何度も、「まあいいや」という気持ちになりました。そんな時、耳を澄ますと…「ごっごっごっ、ごとん、ががっ」という音が上から…中村さんです。おお、まだ頑張っていらっしゃる。ならば、SISOも!というわけで、再び気力アップ。みなさん、あの方は本当に一晩中がんばっていました。それでも昼間はニコニコされていました。すごいです。 朝方、一通りの動作を繋げて時間調整。よしよし。というわけで、結局一睡もできず。
まずは2325-RVの大きさにびっくり!九州大学ヒューマノイドプロジェクトの新型はでかいです。あの、CUTEな抱きしめたくなるような可愛さはどこへ???あまりにもでかいので、比較写真を取らせてもらいました。G-Tuneは、膝の少し上ぐらいまでしかありません。左の方に写っているのはレイターです。レイターが直立しても、座った2325-RVぐらいです。 サーボは独製のアレ。聞くと、大きくはなったけど、スピードは前以上かも、とのこと。すごい。やっぱり彼らはすごい。何がすごいって、こんなパワーのあるサーボで従来どおり動かしてしまうこと。サーボのパワーがあればあるほど楽な面、ごまかせない部分も多々でてくるわけで、そのあたりの難しさをさらっとこなしているあたり、やっぱりタダ者では無いと思います。 さて、自分の方ですが、事前審査は一発合格!よしよし、今回もいいぞいいぞと。…で、予選デモの順番はくじ引きなんですが、「1」でした。一番だよ、一番。これで、もう、何も調整しないことを決めました。というわけで、本日はデモのみ、つまり、もう何もしないということで、のんびりと楽しむことにしました。 さて、至福の一枚を紹介しましょう!レイターに積載されたG-Tuneです。 さてさて、今回もいろいろな方にお会いできたのですが、なんと、ちょこぱさん、三月兎さんにお会いして感激!三月兎さんは、前日、ビデオを撮って下さっている人の中から、ひょっとしてあの方かな〜と思っていたのですが、やっぱりそうでした。ちょこぱさんは、以前より一度、お話してみたかったんです。すいません、すごく緊張していました。次回は、もっといろいろな話を聞かせてください。他にも、えんぱくの石川さんにお会いできましたパンダムでエントリーされている浅草ギ研のぴしいさんも、お元気そうです。前回、お隣さんだった西さんも、今回は奥様と!参加されていました。席が遠かったので、予選日はあまりお話できなかったのがちょっと残念でした。西さんのJOE2はかわいい!すごくきれいに作ってあります。トーナメント日に見せてもらったのですが、すごくスムーズに動作します。「ひょいひょい」と歩く、といったらいいんでしょうか…。あと、UE村さんのTia.は、実物はもっとかっこいい!自分にはなかなかできそうもないです。 デモンストレーション デモンストレーション後 そうこうしているうちに、暫定リザルトがでてきて…なんと、「予選通過する可能性」がでてきました。なんと、まだ20番台にいます。おお、これはいったいどうしたことだ???おいらってゲンキン。ナゲヤリモードからユメミルショウネンモードへチェ〜ンジ!もう、どきどきはらはら。 そして、最後…通りました、予選。どうやら、センサー動作をわかりやすくやっていたのと、意地でもロボットに触らずに復旧を試みていたのがよかったのか。さて、今夜もまた眠れなくなりました。おほほ。でも、次はセンサー入力で、動作キャンセルモードもつけよう。
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2004/08/10 |
朝のひと時 今回、マシーンのデキは、思ったよりは完成しているので、ま、調整は特にせず、資格審査へ。資格審査は一発でパス!こりゃ縁起がいいっす。 席を陣取って(J-Classは自由)ゴソゴソしていると、いずみかわさん、きららRさんが後ろに来てくださって、マシンをいろいろ見せてもらいました。うげげ、きららRさんのマシーン・リトル・トライダーG1、写真とるの忘れた〜。すごいきれいに作ってあるんですよ〜、サーボの裏蓋削ってあります。その後、Kenさんにも声をかけてもらい、せっかくなので、写真を頂いてきました。う〜ん、かっちょいい。今回もしっかりスーパーロボットしています。 そうこうしているうちに、Zipponさんが手ぶらで…。コアの復帰ができず、今回は棄権とのことで、すごく残念でした。以前使っていたコアを載せかえるにも、サーボのコネクタとかも相当交換してしまっているので、時間的に無理だと言っておられました。このあたり、軽量化をしていくに当たって「どこまで標準品でいくか?」という、難しさを持っていると思います。 なんか、J型装備extLくんが動かず苦労しているのを見かけ、話を聞くとどうも単4の電流不足っぽい(このあたり、すぐわかるのがなんだかんだいって、経験を積んできたのだな〜と思ってしまう)ので、動作データデバッグ用の単3ニッケル水素を渡しました。経験上、電流が問題になる場合、単3を4本にした方が、良く粘って動くことが多く、また4本なら重量もなんとかなりそうですし。マジな話、G-Tuneでも、単4を6本でいくか、単3を4本で行くかは、悩みどころです。後で聞いたら無事予選通過した模様。よかったよかった。アクリル板の加工がきれいなロボットでした。でも手加工と言ってました。うちももっとがんばろう。 また、マジンガアJr.のゆみさん達ともお話できました。いつもそうなんですが、やっぱ、チームで沢山いらっしゃると、なかなか声がかけづらくて。今日は、お子さんといらっしゃったので、勇気を出して声をかけてみました。マスタースレーブシステムを装着した姿がとてもりりしい!です。 予選 細かい順位は置いといて、すごかったのがリトル・トライダーG1です。速い!というか、スムーズ!です。同じMICRO-MGで動いているロボットとは思えません。正直、G-Tuneの歩行速度は、現状であきらめていましたが、この瞬間、自分の精進が足らなかったことを知りました。 全般的に見て、結構ハイレベルな気がします。1つはKHR-1がレベルを引き上げているという見方がありますが、KHR-1が出てくることを想定しているのか、他の自作ロボットも同様に、KHR-1並にレベルアップしています。 トーナメント 自分にとって、トーナメント戦は、まともに戦うのはこれが初めてです。めちゃくちゃ緊張…。最初、引っ掛けられてダウンを取られましたが、後は、もう、押しまくり。相手の方がサーボパワーがあるとか、メカのデキがいいとか、そんなことはまったく無視して、押してみる。うふっ。やっぱり。押せました。そして、リングから押し出しました。最後は判定にもつれこんだのですが、無事、初戦突破しました。 このとき、実はオペミス多発でやばかったです。 というわけで、第二回戦まで、オペトレ。でも、どうしてもリリース用のボタンを押すのを忘れるんですよね〜。コマンド入力リリース用のキーを押さずにモード移行すると、「ごろん」。運良く、その操作のキャンセルが間に合えばまだいいんですが、緊張のせいか、なかなかできませんでした。
第二回戦は「CT3」です。 脚のヨー軸にギヤードモータを装備し、くるくると回ることができます。長いくちばし状のもので相手をひっくり返すのが基本格闘パターンの模様。 とはいえ、G-Tuneの方もかなりしゃがめるので、そんなには苦労しないハズ…だったんですが、いやいや、オペミス続発。自爆も連発。練習不足がここへ来てでまくりです。いや〜、練習は大事です。そんなわけで、2回リングから押し出すも、結局勝てずでした。 ま、そんなわけで残念な結果だったんですが、トーナメント戦は初めてだったので、かなりいろいろな情報を得ることができました。人様の戦いを見るだけではわからないことって多いですね〜。「もし、明日、予選を通ったら、動作見直しだな〜」なんて思いながら、J-Classは終わりました。なぜ、その日にやらなかったかって?J-Classの夜は、予選デモを作らなくてはいけなかったからです。ハイ。また、オペミス対策は大事です。
というわけで、実戦から学んだことは、
などなどです。
それから、結構、「あ、ホームページ見てますよ〜」と声をかけてくださる方が多く、とても「しあわせ〜」でした(笑)。オリジナルマインドさんからも声をかけていただきました。うれし〜。 そういえば、リトル・トライダー・G1の写真ですが、集合写真から切り抜いたものをアップしておきます。ほら、顔とかもちゃんとあるんですよ。ラジコンの方をやってらっしゃるとのことでしたが、初物とは思えないです。ちなみにマイコンは、姫路ソフトワークスのものを背中イッパイに搭載していました。もう少し小さくなるといいですね〜。
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2004/08/09 |
本日、やっと帰宅しました。ROBO-ONEが終わってから、せっかくなのでと思い、富士山のあたりをうろうろしていました。いや、何はともあれ、ROBO-ONE関係者のみなさま、お疲れ様でした!今回は「台風」等の問題も無く、無事、ROBO-ONEに行ってきました(第4回大会の時は、すごい雨だったのを覚えていますか?)。 大雑把にG-Tuneの結果報告ですが… さっきから、気が付けば寝ていた…を繰り返しています。あ〜疲れた…。そんなわけで、詳しい話はまた後ほどということで。今回は、会場ではほとんど調整作業をしなかったので、たくさんの方とお話できました。また、今回、初めて「トーナメントでまともに戦った」ので、とてもいい勉強になりました。そんな話をいろいろ書きたいな〜と思っています。 そして、次へのアプローチはだいたい決まりました。 今回は、前回以上に気分良く帰ってきました。とても面白かったですよ。おほほ。今でも時々思い出してはニンマリしてますもん。みなさま、ほんとお疲れ様でした!またお会いしたいです。 ではでは!
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2004/08/05 |
明日はROBO-ONE、J-Class SERIAL
COMMANDERイマイチ 大丈夫。大会は明日。時間はまだある! 奥の手 この写真は、自分が使っているフタバのプロポです。裏をみると、こんな端子がついてます。この「TRAINER」ってなんだかご存知ですか? これは、簡単に言うと、別のプロポからこのプロポを操作するためのものなんです。本来の使い方としては、ラジコンの先生と生徒のプロポをケーブルで繋いでおいて、先生のプロポで操作したり生徒のプロポで操作したりするためのものです。 ネットで調べるといろいろ出てきますが、入力と出力があって、「高周波回路を動作させずしてプロポ操作信号を出力する」ことができます。信号は、4ch分、まとめて一本でして、これをマイコンで解析することで「プロポ操作」を直接マイコンに取り込むことができます。 こんなコネクタは持っていないので、直接中にハンダ付けして、マイコンの電源もついでにプロポから取ってと改造して、プログラムも「えいや〜」で作って…。
とぅりゃぁぁぁぁ!
うまくいきませんでした。信号そのものは5V弱なんですが、どうも信号が「ふらふら〜」な感じがします。トランジスタを噛ますとか、シュミットトリガなどで整形しないときついかもしれません。 ただ、この機能、非常に面白そうなので、また話をアップします。入力もありますので、うまくいけばマイコンからコントロールできる「81コマンド送信機」になりそうです。このプロポの場合、送信機、受信機(しかも超小型)あわせて8000円もしませんので、これにマイコン+オリジナルコントローラをプラスしたら、結構使えるかもしれませんね! それに、プロポの中身って、2/3がスティックなんですよ。だから、バラすと、かなり小さくなります。 奥の手・レベルB おお、簡単!しかし、借りてきたジョイスティックでは、プロポ動作をエミュレートするにはボタンが足りない!「方向キー」、「正面ボタン6個」、「セレクタ風ボタン1個」、「背面ボタン2個」です。「方向キーがセンターのときに文字出力」というのができないみたいなので、「方向キー」(プロポの左スティック相当)、「背面ボタン1個」(左スティック操作キャンセル用)で使ってしまうと、残り8個!G-Tuneには9個のモードと、それぞれに8個のコマンドがあります。この体系を維持しようとすると、キーが足りません。 ところが、このJoyToKey、すごい便利な機能がついていて、ボタンで設定が切り替えられるんです。つまり、今まで、「A」とかに割り当てていたボタンを、設定変更機能を使って「B」に替えれるんです。こりゃすばらしい!これで、「正面ボタン6個」に、二通りの使い方ができるようになります。これで操作を補います。 SIPHA CORE側の方のプログラムも、またまた改造し始めて…
ふんぬぅぅぅ、うぉりゃぁぁぁぁぁぁ
できました。うん、パソコンが必要なのが難点ですが、これでいくことにします。 ちなみに、「奥の手・レベルC」は、「Wide Studioで専用ソフトを作る」でした。そんなにすぐにできるもんなんでしょうか?実はできます。WideStudio、すばらしいです。これを先に選択しなかったのは、「操作中にマシーンから目を離してはいけない」、「操作中も適正なポジションで操縦できないといけない」という、マイルールのためです。やっぱ、マシーンと一心同体で操縦しないと。 というわけで、そろそろ荷物をまとめよう。
それではみなさん、会場でお会いしましょう〜!
それにしても、ROBO-ONEって、なんでお盆休みの前なんだろう?休みが取りにくいです。 | |||||||||||||||||||||||||||||
2004/08/04 |
新アルゴリズム調整時間切れ… 一見、普通の歩行ですが、よく見ると、「腰を落としていない」ことに気づかれると思います。そう、これは腰を落とさずに歩行する、「SHIN-Walk」ならぬ「SISO-Walk」です。いや、冗談です。うちのは名前をつけるほどのものではありません。実は、脚が接地しているときは、膝をまったく曲げずに歩行しています。 ま、これは次回にすることにして、今回は従来と同じアルゴリズムで行こうと思います。 従来のアルゴリズムは…上体等速運動アルゴリズム(あまりこれをやっている人はいないような気がしますけど)でやっていまして、G-Tune 2004Fの方でアップしている動画のものです。これを少しチューニングして使おうと思います。 | |||||||||||||||||||||||||||||
2004/08/03 |
基本の動作作成完了
ここまで書いていて、すごいことに気が付きました。 それは… 「G-Tuneは、4セルでも一通りの動作ができる」 う〜ん。つ、つまり6セルも必要ないってこと??? いやいや、気を取り直して。ロボット製作(どころかこの手の工作も)始めて1年の自分が言うのも恐縮ですが、ミスはサーボ破損につながりますので慎重にやってます。 … あれ? いつのまにかこのホームページも1年経ってました。2003/07/03から始めてました。あらら。そうか、一周年記念の時は、出張してたんだった。 みなさま、今後ともよろしくお願いいたします。 | |||||||||||||||||||||||||||||
2004/08/01 |
SIPHA CORE
調査状況 というわけで、皆様、いろいろありがとうございます。なんとかなりそうです。 |
2004 | Jan. | Feb. | Mar. | Apr. | May. | Jun. | Jul. | Aug. | Sep. | Oct. | Nov. | Dec. |
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